高校生の頃行きつけの喫茶店があった
落ち着いた雰囲気で、マスターも年輩の方
いつも夕方に足を運んでいたが、時間帯もあってか店内には殆どお客さんはいなかった
はじめは何の気無しに入った店だった
小腹が空いていたのでタマゴのサンドイッチを注文した
それまではタマゴサンドなんてコンビニでしか買って食べたことが無かった
ゆで卵を潰してマヨネーズ等と和え、マーガリンを塗ったパンに挟んだもの…
と、いうイメージで注文すると、出て来タマゴサンドはタマゴをスライスしたもの
マーガリン等を塗ったパンにスライスした胡瓜を乗せ、その上にスライスしたゆでタマゴが乗り、程よくマヨネーズが塗ってあった
テーブルにある塩をほんの少しだけかけて食べるのだが、今でもあの時の衝撃は忘れない
自分が当たり前だと思っていたものが簡単に崩され、しかも明らかに考えもしなかった方が美味しい…
周りからみたら本当に些細なことでしょう
でも本当に感動して、お金があれば殆ど毎日通った
注文するのは毎回タマゴサンドとココア
どんなに疲れていてもそこに行くと気持ちが安らいだ
あのサンドイッチの味は今でも忘れない
すっかりタマゴサンドにハマッタ僕は今でもたまに自分で作る
友人に披露してもなかなか評判がいい
伯父の留守番でスタジオに寝泊まりすることになった
タマゴサンドが好きだと知っている叔母はゆでタマゴと食パン、マヨネーズを置いていってくれた
あの味には届かなくても、これだけでも素朴な感じで結構好き☆
食パンを出しタマゴを手で割ってパンにのせると何だか顔みたいに見えたのでマヨネーズでお絵かき
はい、前置きが長くなりましたが、それが今回の写真(笑)
音楽に煮詰まった現状でささやかな現実逃避☆